【日産 リーフ NISMO RC】全開走行は20分可能! 筑波で1分07秒台の実力

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EVレーシングカー「リーフ NISMO RC」
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EVのレーシングカーはどれくらい速いのか? 『リーフ NISMO RC』の国内でのデモ走行が千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにて行われた。

テストドライバーは、GT選手権をNISMOチームの『GT-R』で戦う松田次生選手だ。松田選手はリーフ NISMO RCの開発やシェイクダウンに携わっており、この車でのサーキット走行は3回目だそうだ。

EVといいながらNISMOがフルチューンしたリーフはカーボンモノコックで重量は1tを切る925kgだ。レースモードの全開走行はおよそ20分ほど可能となっている。モーターのトルク特性を活かして0-100km/h加速は6.85秒、筑波のラップタイムは1分07秒16。この袖ヶ浦のコースでのタイムは1分17秒80だそうだ(すべてNISMO計測)。ちなみに、単純な比較はできないが、同じコースでEVのレースが行われたときのテスラ『ロードスター』は1分21秒30というタイムがでている。

デモ走行は約30分ずつ午前1回と午後に2回が行われた。最初にウォーミングアップ走行を1周行い、すぐに各部のチェックをしたあと、タイムアタックに入った。13ラップしたところで、ピットインとなる。午前と午後の間に、バッテリー交換や整備が行われる。

気になるタイムだが、午前の走行のベストラップは1分17秒18と以前のタイムを上回ってきた。午後の1回目で1分16秒85とさらにタイムアップした。じつは、この車両は試作段階でもあり、いろいろなテストも行っているそうだ。午前中は新しいリアウイングの性能をテストしていたそうだ。午後はもともと設計したウイングに戻したとのことだ。

デモ走行を見ていた感想だが、とにかくスタート時の加速がガソリン車ではありえないダッシュを見せていた。トップスピードは、このコースで150km/hくらいだそうだが、ピットロードをでていく動きがビデオの早送りをしているような感じだった。

《中尾真二》

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