【ニューヨークモーターショー11】メルセデス E63AMG に新エンジン…燃費22%向上

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メルセデスベンツ E63AMG
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メルセデスベンツの米国法人、メルセデスベンツUSAは20日に開幕したニューヨークモーターショーにおいて、『Eクラス』のハイパフォーマンスモデル、『E63AMG』の2012年モデルを初公開した。

2012年モデルのハイライトが、エンジンの変更だ。従来の6.2リットルV型8気筒NA(自然吸気)に代えて、AMGの新世代ユニット、5.5リットルV型8気筒ツインターボを搭載する。

このエンジンは、欧州を中心に流行中のダウンサイジングトレンドに沿って新開発。排気量を縮小しながら、ターボで過給しパワーを稼ぐとともに、燃費や排出ガスなどの環境性能を引き上げようというものだ。すでに『S63AMG』や『CLS63AMG』に、このエンジンは先行搭載されている。

新エンジンは5461ccの排気量から、最大出力518ps/5250-5750rpm、最大トルク71.4kgm/1700-5000rpmを発生。0-96km/h加速は4.4秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の実力だ。

さらなる高性能を求める顧客には、「AMGパフォーマンスパッケージ」を用意。最大出力は550ps/5250-5750rpm、最大トルクは81.6kgm/2000-4500rpmへ引き上げられ、0-96km/h加速4.3秒、最高速300km/h(リミッター作動)という驚異的な動力性能を獲得する。

トランスミッションは、「AMGスピードシフトMCT-7」。アイドリングストップやオンデマンド制御の燃料ポンプ、ブレーキエネルギー回生システムなどにより、燃費は最大で22%改善されているという。

2012年モデルのE63AMGは、米国では今秋販売がスタート。メルセデスベンツUSAは「パフォーマンスと経済性を両立した高性能車の新基準」と説明している。

《森脇稔》

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