米国において、スマートの販売権をメルセデスベンツUSAに返上した自動車販売大手、ペンスキーオートモーティブグループ。これにより、同社が計画していた日産『マーチ』ベースの5ドアスマートの開発が、白紙に戻る可能性が出てきた。
これは14日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアは、「ペンスキーのスマート販売撤退により、日産と共同開発する予定だった5ドアスマートの開発は凍結された」とレポートしたのだ。
ペンスキーが設立したスマートUSAは2010年10月、11年の後半に米国市場へ、スマートの5ドアを投入することを明らかにした。日産からOEM供給を受け、マーチにスマートのエンブレムを付けたモデルのイメージスケッチを公開していた。
ルノー日産と、スマートブランドを擁するダイムラーは10年4月、資本・業務提携を締結。両社は新しい5ドアの小型車を共同開発していると見られ、これがスマート5ドアになる可能性が高い。