ヒュンダイモーターアメリカは9日、シカゴモーターショーにおいて、新型スポーツクーペ、『ベロスター』のラリー仕様を初公開した。
このベロスターは、2011年の米国ラリークロス選手権と『X Games』に参戦する目的で開発。ヒュンダイが、リース・ミレン選手やレッドブルレーシングとタッグを組んで送り出すのが、このラリーカーだ。
エンジンは2.0リットル直列4気筒ガソリン。HKS製のボールベアリングターボチャージャーで過給されるなどのチューニングを受け、最大出力500ps、最大トルク83kgmを絞り出す。
トランスミッションは6速シーケンシャル。駆動方式は市販モデルのFFから4WDに変更された。カーボンファイバーやケブラー製のボディパネルにより、車両重量は1205kgに抑えられる。
ヒュンダイは3月26日に開幕する2011米国ラリークロス選手権に、このベロスターを投入。スバル『インプレッサWRX STI』、フォード『フィエスタ』などのライバルに挑戦する。