マツダ『デミオ』とホンダ『フィット』が2011年、米国で開催される入門レース、「Bスペック」レースに参戦する。
Bスペックは、市販車をベースに最低限の改造でレース参戦を可能にするカテゴリー。イコールコンディションとしてマシンの開発コストを抑え、幅広いエントリーを集める狙いがある。
北米マツダと米国ホンダは、それぞれのBスペックマシンを共同発表。マツダは『マツダ2』(日本名:デミオ)を、ホンダはフィットをベースにしている。
両車とも、エンジンやシャシーは無改造。市販車との違いは、ロールケージやセーフティハーネスなどの安全装備、バケットシート、レース用サスペンション&タイヤなどを組み込む程度だ。
米国でデミオやフィットが属するBセグメントは、トヨタ『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)、日産『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』)、シボレー『アベオ』、フォード『フィエスタ』、ヒュンダイ『アクセント』などがひしめき、急成長中のカテゴリー。マツダとホンダは、Bスペックレースへの参戦で、若い顧客へのアピールを強化していく。