広州モーターショーで『フォレスター』の中国市場投入を発表したスバル。今回のもうひとつの目玉は、そのブースにあった。
スバルがブースを展開していたのは、フェラーリ、アストンマーチン、ポルシェ、そしてロールスロイスといった名だたるブランドが軒を連ねる超高級車ゾーンだったのだ。
スバルは中国でこれまで『レガシィ』、『アウトバック(レガシィアウトバック)』、『インプレッサ』を販売してきた。全て日本生産の輸入車となるため価格も国内の同クラス車と比べると割高(レガシィで約36万元=450万円)だが、アウトバックを中心に、性能、品質が評価されハイブランド車として認知されて販売を伸ばしている。
そして今回の展示。ついに超高級車の仲間入りか、と目を疑う展示風景だった。スバルが展示をおこなったのは会場の2.1号館で、そこにはフェラーリ、マセラティ、ポルシェ、ベントレー、ロールスロイス、ランボルギーニ、ジャガーなどが立ち並ぶ。スバルブースはロールスロイスとポルシェに挟まれる形でブースを構えていた。
現地のスバル関係者は「これからは高級車ブランドとしてではなく、ファミリー層にもアピールしていきたい」と語っていたのだが……。今回の展示会場については、意図したものだったのか、たまたまだったのか。これについては回答を得る事はできなかった。