GM、PHV販売台数を2015年までに3倍へ…CEO発言

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ボルトMPV5
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「『プリウス』はオタクの車」と発言するなど、最近メディアに取り上げられる機会の多いGMのダニエル・アカーソンCEO。今度はプラグインハイブリッド車の拡販計画を打ち出した。

これは、『ブルームバーグ』が23日に報じたもの。同メディアによると、アカーソンCEOは12月上旬の役員会において、「2015年までにEVの販売台数を、2011年目標の3倍に当たる13万5000台に引き上げる」と宣言したという。

ただし、GMが言うEVとは、シボレー『ボルト』のようなエンジン併用型航続距離延長タイプのEV(いわゆるプラグインハイブリッド車)を指す。GMは2011年、ボルトを年間4万5000台販売する計画を掲げるが、これを3倍に引き上げるために、ボルトファミリーの増殖を計画しているようだ。

同メディアによると、GMは2010年4月の北京モーターショーで披露したコンセプトカー、シボレー『ボルトMPV5』の市販を予定。さらに2009年1月のデトロイトモーターショーに出品したキャデラックのプラグインハイブリッドコンセプト、『コンバージ』も市販に向けての検討に入ったという。

トヨタ自動車は、プリウスを新ブランドに位置づけ、ハイブリッド車の車種拡大を計画。GMも同様に、ボルトブランドでのファミリー増殖を図ると見られる。

《森脇稔》

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