スズキは、コンパクトハイトワゴン『ソリオ』をフルモデルチェンジして12月24日に発表、2011年1月7日から発売する。
新型ソリオは「乗って楽しく、使って便利、燃費も優れたコンパクトハイトワゴン」をコンセプトに開発した。軽自動車からの上級移行するユーザーやダウンサイジングを考えるコンパクトカー志向ユーザーにも応えるクルマとして『スイフト』に続くスズキの小型乗用車第2の柱として拡販を目指す。
新型車は、取り回しに優れたコンパクトなボディながら広い室内空間を備えた。スライドドアの振り出し量を150mmに抑えた使い勝手の良い後席両側スライドドアを採用した。後席両側スライドドアの開口幅を580mmとし、開口高を1230mmと広くとった。リヤステップの高さは365mmと低く抑えることで乗り降りしやすくした。
また、助手席前倒し機構や多彩なシートアレンジができるワンタッチダブルフォールディングリヤシートを採用した。乗る人の体格や荷物の大きさに合わせて調節できる、シートスライド量165mmの左右独立リヤシートスライドも採用した。
1.2リットル吸排気VVTエンジンとロー/ハイ2段を持つ副変速機構付CVTを搭載し、クラストップとなる22.5km/リットルの低燃費とスムーズな走りを実現する。高張力鋼板を効果的に使用し、車両重量1000kgに抑えた。
便利装備として保冷機能付助手席アッパーボックスの採用や、運転席側・インパネ中央部・助手席側それぞれに便利なインパネトレーを配置し、使い勝手の良い、豊富な収納スペースを設けた。キーレスプッシュスタートシステムを全車に標準装備する。
販売目標は年間1万2000台。
価格は138万2850~174万7200円。