メルセデス Bクラス に5.5リットルV8のモンスター

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メルセデスベンツのコンパクトカー、『Bクラス』。同車に5.5リットルV型8気筒エンジンを載せたワンオフモデルが製作され、話題となっている。

このワンオフモデル、ショップのカスタムカーではない。メルセデスベンツ自身が開発を手がけたという点が、注目に値する。メルセデスベンツのドイツ・ラスタット工場長のピーター・ウェスプ氏のアイデアを基に、同工場の若手従業員が中心になって、製作されたのだ。

このBクラスは、『B55』と命名。Bクラスの小型ボディに、『Eクラス』のトップグレード、「E550」用の5.5リットルV型8気筒エンジンを載せている。載せたというより「押し込んだ」という表現が適切で、ボンネット下には隙間なくV8エンジンが収まっている。

最大出力388ps、最大トルク54kgmを得たBクラスは、まさにモンスター。車両重量はベース車両に対して180kgプラスの1620kgあるが、7速ATとの組み合わせで、0-100km/h加速6秒以下という優れたパフォーマンスを発揮する。

もちろん、足回りも強化されており、旧『C32AMG』からブレーキを移植。ローター径はフロント354mm、リア300mmと大径だ。タイヤサイズは、前235/40ZR18、後ろ255/35ZR18で、AMG製アルミホイールを装着している。

このB55、市販の予定はないとのこと。若手従業員の士気向上という意味合いが強そうだ。

《森脇稔》

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