日本自動車工業会は、2011年の国内の四輪車総需要が前年比9.9%減の446万5000台となる市場予測を発表した。
2011年は、エコカー減税が継続されるものの、景気の先行きが不透明なほか、エコカー補助金終了に伴う反動減から約1割減となる見込み。
このうち、登録車は13.3%減の280万8000台と2ケタのマイナスを予測。軽四輪車は同3.6%減の165万7000台で、軽自動車は小幅なマイナスにとどまる見通し。市場のダウンサイジング化や、エコカー補助金による反動が小さいと見られるため。
車種別では、普通・小型乗用車は同14.1%減の252万3000台を予測。軽四輪乗用車は同1.6%減の125万9000台と見ている。
普通トラックは景気に先行き不透明感がある中、年初の補正予算による営業車を対象とした補助金はあるものの、その後の反動減から、同2.0%減の9万9000台を見込む。このうち、大・中型トラックは同2.0%減の4万8000台。
小型四輪トラックは同6.3%減の17万4000台、軽四輪トラックは同9.1%減の39万8000台となる見通し。
このほか、大型バスは同16.7%減の4万台、小型バスが同2.5%減の7700台と見ている。