プジョーが、2010年9月に初公開したEVロードスターコンセプト、『EX1』。同車が中国において、EVの加速記録を塗り替えた。
EX1は、前後アクスルに1個ずつモーターを搭載し、トータルで最大出力340ps、最大トルク48.9kgmを発生。2次電池は、リチウムイオンバッテリーだ。ウインドスクリーンのない大胆なスピードスターボディは、最新のカーボンファイバー技術を駆使して、軽量に仕上げられる。
このEX1がこのほど、中国四川省成都市の軍の空港で、EVの加速記録に挑戦。フランス人冒険家、ニコラ・ヴァニエ氏と中国人モータージャーナリストのハン・ハン氏の2人が、EX1のステアリングを握った。
そして、200名の観衆やメディアが見守る中、ニコラ・ヴァニエ氏が0-100km/加速3.49秒、ハン・ハン氏が0-200m加速7.0862秒、0-400m加速12.6754秒というEVの新しい加速世界記録を打ち立てた。
プジョーは2015年までに、中国における新車販売を現在の2倍にあたる年間50万台へ引き上げる計画。EX1の加速世界記録は、中国でのプジョーブランドのイメージアップに貢献しそうだ。