ポルシェは12日、ドイツ・ヴァイザッハで開催された「ナイトオブチャンピオン」において、2011年モデルの「911GT3 RSR」を発表した。
同車は『911GT3』をベースに開発されたサーキット専用モデル。FIA(国際自動車連盟)の「GT2」クラスのホモロゲーションに適合しており、世界のモータースポーツシーンで活躍中だ。
その2011年モデルでは、4.0リットル水平対向6気筒エンジンがパワーアップ。コンピューターや吸排気系の変更により、最大出力は455ps、最大トルクは45.9kgmを獲得する。従来よりも5psのパワーアアップを果たした計算だ。
さらに、新デザインのフロントリップスポイラー採用やリアウイングの取り付け位置見直しにより、エアロダイナミクス性能が向上。フロントホイールもワイド化され、テールランプは市販の『911』シリーズと同じLEDタイプに進化している。
2011年モデルの911GT3RSRの価格は、41万ユーロ(約4600万円)。ドイツ・ヴァイザッハの専用工場で、ハンドメイド生産される。なお、2010年モデルの顧客に対しては、同内容のアップデートに応じるとのことだ。