FIA GT1選手権の最終戦が5日、アルゼンチンのサンルイスサーキットで開催され、ビタフォンレーシングチーム・バーテルス/ベルトリーニ組の「マセラティMC12」が3年連続、4回目のドライバーズチャンピオンを獲得した。チームとしては6年連続の優勝となる。
5日の決勝レースを制したのは「アストンマーチンDB9」を駆ったマコウィッキ/クラリー組。同チームのピッチオーネ/ヒルスキ組は3位につけた。2位は「フォードGT」のウェストブロック/ミュッヒ組。「日産GT-R」勢は荒聖治/ニルソン組が13位で最高位だった。
マセラティは、バーテルス/ベルトリーニ組が7位となり、6ポイントを獲得。同じくヘーガー/ミュラー組は9位で(2ポイント獲得)、ポイント差により両タイトルを獲得した。
アンドレア・ベルトリーニは、「4度⽬の世界タイトルを獲得という信じられないことを成し遂げた。信頼できるマシン、兄弟のようなバーテルス、⾃分と同じようにモチベーションが⾼いチームを持ったことが成功の要因。唯一、マニュファクチャラーズタイトルを獲得できなかったことが⼼残りだ」と語っている。
マイケル・バーテルスは、「競争相⼿は⼀流のチームとドライバーばかりだった。いまだに私は優勝の素晴らしさを信じられない。ベルトリーニと私が互いによく理解し合っていることが最⼤の武器だった」と、チームワークの良さを改めてアピールした。