フォード米国販売、主力セダン好調…11月実績

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フォードモーターは1日、11月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は14万7338台で、前年同月比は24.3%増。3か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、フォードが前年同月比27%増の13万3544台、リンカーンが19.3%増の7648台、廃止が決まっているマーキュリーが12.1%減の6146台だった。

フォードブランドの乗用車系では、主力セダンの『フュージョン』が前年同月比28.1%増の1万7647台と、3か月連続で増加。年間販売新記録に向けて、地歩を固める。2011年初頭に新型を投入する『フォーカス』も、27.8%増の1万3030台と健闘した。

2011年モデルでエンジンを一新した『マスタング』も、前年同月比12.8%増の4093台と好調。新発売のコンパクトカー、『フィエスタ』は10月の3846台にほぼ並ぶ3473台を売り上げている。

フォードブランドのライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)系では、ベストセラートラックの『Fシリーズ』が、前年同月比26.4%増の3万8541台を販売。クロスオーバーの『エッジ』も55.2%増の1万0025台と支持された。

リンカーンブランドでは、『MKZ』が前年同月比48.1%増の2567台、『MKX』が38.6%増の1891台を売り上げている。

マーキュリーブランドでは、エスケープの兄弟車の『マリナー』が、前年同月比17.6%増の2410台。フュージョンの兄弟車の『ミラン』は、9.8%減の2063台にとどまった。

フォード全体の今年1‐11月米国新車セールスは、前年同期比21%増の174万4486台。同社のケン・クズベイ副社長は、「我々の強固なラインナップと米国経済の回復が、フォードの販売増の要因」と、分析している。

《森脇稔》

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