東京ガス、天然ガスHVを開発…ガソリン車比でCO2排出6割減

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トヨタSAIがベースの天然ガスハイブリッド車
  • トヨタSAIがベースの天然ガスハイブリッド車

東京ガスは9日、「天然ガスハイブリッド車」の試作車両を開発したと発表した。

天然ガスHVは、ガソリンHVのトヨタ自動車『SAI』をベースに、化石燃料の中では燃焼時のCO2排出量が最も少ない天然ガスを燃料に走行できるよう改造した。

クリーンな天然ガスを燃料として利用するため、ベースのガソリンHVよりもCO2排出量を24%低減できる。一般のガソリン車と比べるとCO2排出量を62%削減できる効果があると試算している。

また、天然ガス車の燃料となる圧縮天然ガス(CNG)は、ガソリン車よりも低廉な価格水準を維持しているため、燃料コストもガソリンHVと比較して約半分、一般のガソリン車との比較では約4分の1に抑えることができる。

今回開発した試作車は、東京ガスが仕様を決定し、HKSが車両の改造を手掛けた。

東京ガスは、天然ガスHVを「天然ガス自動車の未来を示すコンセプトカー」として、各種展示会などのイベントに展示するとともに、営業車両としても使用し、性能を実証していく。

《レスポンス編集部》

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