フォードモーターは2日にラスベガスで開幕するSEMAショーに、新型ポリスカー『ポリス・インターセプター』のカスタムカーを出品する。
新型ポリス・インターセプターは、『トーラス』をベースに開発された警察向け専用車。全米のポリスカーで最も台数の多い『クラウンビクトリア』の後継車として、2011年後半に生産がスタートする。
フォードは今年のSEMAで、この新型ポリスカーをカスタマイズ。『ステルスコンセプト』のネーミングが与えられ、マッスル&ミステリーをテーマに、凄味を感じさせる1台に仕上がった。
外観は、1960年代に米空軍に配備された初代ステルス偵察機、「SR-71」(愛称はブラックバード)がモチーフ。アルミホイールや窓回りに至るまで、ボディ同色のブラックで塗装された。
フロントグリルは専用デザインに変更。ポリスカーでありながら車高はローダウンされ、22インチという大型アルミホイール装着の効果も手伝って、迫力のルックスを実現する。
ユニークなのはインテリア。ラジオやオンボードコンピューターは、センターコンソール内に隠すように配置され、グローブボックス内はシークレットスペースとした。フォードは「初めて乗った人は、どこに何があるか分からないはず」と語っている。