LGは、EV充電器を展示した。現在は実証実験のため、ソウル市庁に9台を納入しているという。韓国内で普及が進むICカードと連動した充電器で、EV普及を前に拡販をねらう。
EV充電器を手掛けるのはLGの関連会社でITソリューションやコンサルティング事業を手掛けるLG CNS。充電器の特徴はICカードと連動している点だ。韓国では電子マネーに代表されるICカードの使用が活発化している。充電器がICカードと連動することで、ユーザー認証や料金収受の効率化が実現する。
LG CMSのEV充電器は、通信機能も有しており、充電終了時にはユーザーの携帯電話に連絡が入るようになっている。
充電器の市販化、普及にあたり、課題となっているのはコストだ。値段は明らかにしなかったが、担当者は「まだまだ高い」という。ただ「政府の後押しもあるため、その支援次第で一気にコストの問題が解消される可能性もある」とした。