GM「ボルトはあくまでEV」…米メディアに反論

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GMの新型プラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』。米メディアの「ボルトはEVではない」との報道に、GMが12日、異例の反論声明を出した。

GMはこれまで一貫して、「ボルトはEVだ」と主張してきた。その根拠は、ボルトは基本をモーターのみで走行し、バッテリー残量が少なくなると、発電専用のエンジンが始動するためで、ボルトのエンジンには直接タイヤを駆動する機能はなく、「レンジエクステンダー」(航続距離を伸ばす)としての機能しか持たないというのが、GMの主張だった(プラグインハイブリッドが適当と思われる)。

ところが、実際にボルトに試乗した米メディアの一部が、「ボルトはある状況において、トヨタ『プリウス』のようにエンジンがモーターとともに、タイヤを駆動するのが確認された。ボルトをEVと主張するGMは嘘つきである」と報じたのだ。

これに対してGMは12日、声明を出して反論。これまで特許上の制約から、ボルトのパワートレインに関して、詳しい説明ができなかったことを詫びた上で、「ボルトのシステムは、モーターがなければ駆動できない。また、ボルトのエンジンとタイヤには、直接の機械的つながりはない。短距離中心の日常走行はモーターだけで足りる。ボルトは基本的にEVである」と、コメントした。

GMは2009年8月、ボルトの燃費を230マイル/ガロン(約98km/リットル)と大々的に発表。米メディアから「世紀の誇張」と批判された過去がある。

《森脇稔》

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