プジョーは30日に開幕するパリモーターショーにおいて、コンセプトカーの『HR1』を初公開する。ハイブリッドパワートレインを搭載する未来の小型クロスオーバーだ。
ハイブリッドシステムは、2011年春に欧州市場へ投入される『3008ハイブリッド』と同様、プジョー独自の「ハイブリッド4」と呼ばれるもの。HR1では、1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジン(110ps)に、モーター(37ps)を組み合わせる。トータル出力は147psだ。
ハイブリッド4は、エンジンが前輪、モーターが後輪を駆動。モーター単独、エンジン単独、モーター+エンジンの3つのモードを持ち、モーター&エンジン時は、4WDとなる。
トランスミッションは、パドルシフト付きの電子制御2ペダル6速MT。HR1は、欧州複合モード燃費28.67km/リットル、CO2排出量80g/kmという優れた環境性能を達成する。
HR1の外観は、小型ハッチバック、クーペ、SUVを融合したようなデザイン。全長は3670mmとコンパクトだが、「ストーアウェイ」と呼ばれる後席格納システム採用などにより、ワイドな空間を実現した。
サイドドアは電動で上方へオープン。各種操作系はハンズフリーで行うなど、未来感覚にあふれるコンセプトカーだ。