ダイハツ工業は24日、『ハイゼット』のバックドアに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1999年1月18日~2010年4月27日に製作された8546台。
不具合は、(1)製造工程でバックドアの建付け調整が不十分なものがあり、ドアロックとドアストライカーの噛み合い角の設計も不適切なため、ドアが確実に閉まらず、走行中にドアが開いて積載物が落下するおそれがある、(2)バックドアステー取付けボルトの締め付けトルクが不足しているものがあり、ドアの開閉によってボルトが緩み、ステー取付部が外れてバックドアを保持できなくなるおそれがある---の2か所。
(1)については全車両、バックドアの建付けを調整するとともに、ドアロックとドアストライカーを対策品と交換する。(2)については全車両、バックドアステーの取付けボルトを接着剤付きボルトに変更し、規定トルクで締め付けるとともに、バックドアステー取付け部のナットが外れている場合にはナットも交換する。
不具合発生件数は(1)が24件、(2)が15件で、市場からの情報で発見した。いずれも事故は起きていない。