【ベストペインターコンテスト】日本代表 永塚さんの優勝がもたらしたインパクト

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左から2位のスロベニア代表Andrej Simcさん、永塚伸洋さん、ドイツ代表Simone Boretiusさん
  • 左から2位のスロベニア代表Andrej Simcさん、永塚伸洋さん、ドイツ代表Simone Boretiusさん
  • カスタムカーデザイナーのChip Foose氏(左)と同士によるデザインのキッズカーをチャリティオークションで落札したSATA GmbHのマネージング・ディレクターAlbrecht Kruse氏
  • 優勝したホンダボディサービス栃木の永塚伸洋さん
  • 優勝したホンダボディサービス栃木の永塚伸洋さんと上位入賞者たち。白いシャツを着ているのは審査員の面々
  • (最前列左から)BASFコーティングスジャパンの坂本憲さん、優勝したホンダボディサービス栃木の永塚伸洋さん、BASFコーティングスジャパンの上久保和広さん、同社執行役員自動車補修・車輌塗料本部長の久保田克彦さん、後列はコンテストの審査員たち。
  • (左から)BASFコーティングスジャパンの坂本憲さん、同上久保和広さん、優勝したホンダボディサービス栃木の永塚伸洋さん、同じ職場の先輩福田哲也さん、そしてBASFコーティングスジャパン執行役員 自動車補修・車輌塗料本部長の久保田克彦さん
  • マスキングをおこなう
  • 開始前にトレーナーの説明を受ける永塚さん

フランス・パリ近郊のクレルモンで開催された自動車補修塗装技術者の世界一を競う『R-M ベストペインターコンテスト』で優勝を勝ち取った日本代表の永塚伸洋さん。BASFコーティングスAGのリリース発表によると、作業の品質や迅速性、製品の扱いだけでなく、そのプロフェッショナリズムと判断力もまた高い優勝の要因となったという。

BASFコーティングスの欧州車輌補修塗装ソリューションズ部長のHarald Pflanzl氏は、R-Mブランドにとってのベストペインターコンテストの意義について「世界に開かれた大会」であることの意味を次のように強調する。「ヨーロッパ、アジア、中東からきた17名の参加者を集め競技を行うことで、R-Mブランドの高い基準、とくにグローバル性を強化する」。

有機溶剤系塗料に比べて光化学スモッグの原因物質が少なく環境に優しいとされる水性塗料の普及に努めるBASFコーティングスAGでは、このコンテストをイベントを技術者達のモチベーションを発揚するための契機としても位置づけている。

審査委員長を務めるRonny Raeymaekers氏は「R-Mベストペイターコンテストはただ優勝者を決めるコンテストではない。違った国同士の競争であると同時に、友好と交流を図るものであり、同じ職業を持った者同士の情熱を共有する場である。このコンテストを契機に若いペインターたちのモチベーションをあげるのに役立てば」と技術者達の切磋琢磨を期待する。

審査員の一人のDarren Dalwood(ダーレン・ダルウッド)氏(カナダ人)は「ヨーロッパでも水性塗料は比較的新しいものだが、アジア圏では欧州以上に聞き慣れない新素材といえる。水性塗料の普及とメリットを訴求する上においても、アジアから日本が初めて参加した意義は大きいと思う」。

まだ水性塗料を導入して日の浅いボディショップの技術者が世界大会で優勝するほどの技量を身につけたという点で、現地では驚きと賞賛を持って受け入れられていた。

《佐藤純(Jun Sato)》

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