インド自動車工業会は9日、インド国内の8月新車セールスの結果をまとめた。商用車を含めた全販売台数は、25万6257台。前年同月比は33%増と、14か月連続で2桁増を達成した。
全販売台数のうち、乗用車は前年同月比34%増の20万4227台。単月で初の20万台超えを記録した7月に続き、2か月連続で20万台をクリアした。
乗用車のメーカー別販売では、スズキのインド子会社、マルチスズキが前年同月比32.5%増の9万2674台をセールスして、首位をキープ。主力のA2セグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』が、前年同月比25.7%増の6万5953台を販売するなど好調だ。
2位はヒュンダイで、前年同月比17.2%増の2万8601台。A2セグメントの『サントロ』『i10』『i20』をはじめ、A3セグメントの『アクセント』や『ヴェルナ』が支持を集める。
地元インド財閥系のタタは、前年同月比34%増の2万7008台を販売し、2位のヒュンダイと僅差。超低価格車の『ナノ』が224%増の8103台の人気となったほか、『インディゴ』シリーズが151%増の6678台を販売。『スモー』『サファリ』シリーズも、11%増の2884台を売り上げている。