7月に行われたドイツGPでフェラーリがあからさまなチームオーダーを発令した件で、世界モータースポーツ評議会は、フェラーリにさらなるペナルティを下さないことを決めた。
前方を走っていたフェリペ・マッサがチームからの指示により、フェルナンド・アロンソにポジションを譲り、結果的にアロンソが優勝したドイツGP。フェラーリはすでに10万ドルの罰金を支払っているものの、公聴会の結果によっては、アロンソにさらなるペナルティが科せられる可能性もあると見られていたが、これにより決着を見たことに。
さらに、“レース結果を故意に妨害するチームオーダーの禁止”という条約については、今後テクニカルワーキンググループなどの話し合いにより、見直していく方向になる模様だ。