長崎ちゃんぽんのレストランチェーンを展開するリンガーハットは30日、東京都・杉並区に首都圏初のドライブスルー併設店舗「リンガーハット井の頭通り宮前店」をオープンした。
リンガーハットは今年6月と7月に、それぞれ九州の2店舗でドライブスルーサービスを開始、今回が全国で3店舗目となり、首都圏では初めて。九州の2店舗、佐世保大野店、福岡諸岡店ともにドライブスルー効果により、売上げは前年比約140%と好調な出だしとなっているという。井の頭通り宮前店のオープンを皮切りに、首都圏・関東での店舗数拡大をめざす。
同社が導入している「NOS(ニュー・オペレーション・システム)」により、1杯からの調理を可能としただけでなく、調理手順の効率化により既存の調理方法と比べ約3分短縮。これにより短時間でのサービスを求められるドライブスルーを可能とした。注文から商品の受け取りまでにかかる時間は「2分が目標」(同社)だという。
モデル店舗開発担当の深浦義輝部長は、「好きな場所で食べたいという方や、お子様やペットを連れているため店内に入るのを遠慮されてしまうような方に積極的に利用して欲しい。パジャマでも買いに来られる気軽さが“売り”です」
「現在九州の2店舗では1日平均40台のドライバーに利用して頂いています。井の頭通り宮前店でも同数を見込みたい」と語る。
今後は、「9月に埼玉県でのドライブスルー併設店舗オープンに向け調整中」のほか、関東で40店舗、九州で40店舗が現在候補として挙がっているのだという。深浦氏は「まずは100店舗を目指したいですね」と意気込みを語った。