ダイハツ工業は、軽商用車『ハイゼットカーゴ』と『ハイゼットトラック』、軽乗用車『アトレーワゴン』について2010年9月施行のJC08コールドモード排出ガス基準に対応するなど一部改良し、8月17日から販売を開始した。
今回の一部改良では、ハイゼット カーゴは、3AT車を全車4AT化して、燃費を向上。乗用用途での使用率の高いクルーズシリーズにトップシェイドガラス(フロントウインドゥ)やメッキステアリングオーナメントを採用し、質感の向上を図った。
ハイゼットトラックは、シガライター、バッテリーカバーを全車標準装備したほか、「農用スペシャル」にエアコン、パワーステアリングを標準装備した。
アトレーワゴンは、上級グレードに荷室アクセサリーソケットや荷室蛍光灯を標準装備し、荷室作業時の利便性向上を図った。
一方、福祉車両のフレンドシップシリーズは、電動ウィンチを小型化して足元のスペースを広げるとともに、ハイゼットスローパー、アトレースローパーにウィンチベルトの素早い引き出しが可能なウィンチベルトフリー機能を追加した。リヤヒーターカバーなどの仕様も変更し、車いす乗車スペースの質感向上を図った。
価格は、ハイゼットカーゴの2WDの「デラックス」グレードの4ATで106万円。ハイゼットトラックが2WDの「エクストラ」グレードの3ATで98万5000円。アトレーワゴンは、2WDの「カスタムターボRS“Limited”」グレードが156万円。