日産の高級車ブランド、インフィニティは15日、米国で開幕した「第60回ペブルビーチ・コンクールデレガンス」において、『G』(日本名:日産『スカイラインセダン』)の2.5リットルV6搭載車、「G25」を公開した。
現行スカイラインセダンには、日本仕様は当初から2.5リットルV6を用意。しかし、米国向けは3.5リットルV6の「G35」のみ、モデルライフ途中から3.7リットルV6の「G37」だけをラインナップしていた。新たに投入される2.5リットルV6のG25は、エントリーグレードの位置づけだ。
2.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンは、最大出力218ps、最大トルク25.9kgmを発生。3.7リットルV6の328ps、37.2kgmには及ばないが、実用的なスペックを発揮する。
G25のトランスミッションは、7速AT。グレードは「G25」(ベース)、「G25ジャーニー」、4WDの「G25x」の3種類が用意される。ベースグレードでも、プレミアムオーディオ、パワーシート、レザーステアリングホイール、アルミトリムと、基本装備は充実している。
G25は、9月に全米発売。価格は3万0950ドル(約267万円)からと、3.7リットル比で約2300ドル(約20万円)安い。インフィニティのベン・プール副社長は、「高級スポーツセダン市場において、顧客に幅広い選択肢を提供する」とアピールしている。