日産の中国合弁、東風日産乗用車は9日、7月の中国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は5万5500台。前年同月比は3.8%増と、6月の29.9%増から伸び率が鈍化した。
フラッグシップモデルの『ティアナ』が引き続き好調で、7月は1万台以上をセールス。今年1‐7月累計では、前年同期比48.6%増の8万4000台を販売した。
また、『ティーダ』は7月、1万2000台以上をセールス。『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)や『エクストレイル』などのSUVシリーズは、6月に続いて月販1万台超えを達成している。
東風日産乗用車の今年1‐7月累計新車販売は、前年同期比39%増の38万6000台。しかし、7月実績は前年同月比3.8%増と減速感が出てきた。日産は8月から、排気量1.6リットル以下のモデルを中心に新たなインセンティブを導入し、拡販につなげる方針だ。