ランドローバーは4日、欧州向け『フリーランダー2』の2011年モデルを発表した。ブランド初の2WD(FF)仕様の投入が話題である。
すでにランドローバーは、新型『レンジローバー・エヴォーク』に2WD (FF)仕様を設定すると発表ずみ。しかし、フリーランダー2のほうが、発売は先となるため、ブランド初のFFの称号を得ることになった。
2011年モデルでは、内外装をリファイン。外観の変更点は、フロントバンパー、グリル、ヘッドライト、テールランプ、リアゲート、アルミホイールと多岐に渡る。インテリアは、シートやインパネダイヤルのデザインが見直された。
メカニズム面では、ディーゼルエンジンを改良。新しい2.2リットル直列4気筒ターボは、最大出力150psと190psの2種類のスペックが用意される。最大トルクは2kgm引き上げられ、とくに中速域での力強さが向上している。
MT車には、アイドリングストップを採用。150ps仕様の場合、欧州複合モード燃費は9%改善して、16.14km/リットル、CO2排出量は8%改善して165g/kmを達成した。
2011年モデルのフリーランダー2は、英国では9月から販売開始。ランドローバーのフィル・ポファム常務は、「燃費性能を追求した2WDの設定により、顧客層を拡大する」と語っている。