ハンガリーGP(1日決勝)でルーベンス・バリチェロに危険な幅寄せをしたことで非難を浴びているミハエル・シューマッハに対し、元フェラーリ時代のチームメイト、エディ・アーバインも厳しいコメントを寄せている。
「あの瞬間の彼は愚か者だった。それほど馬鹿げた行動だった。しかも危険きわまりない、信じられない行為だ。何も考えていなかったんだろうね。ほかの誰かをピットウォールに押しやることを何とも思わないなんて傲慢だよ」
「たしかに次戦10グリッド降格というペナルティを受けたけれど、果たして充分な処置だったかどうかは疑問だ。出場停止をくらってもおかしくないぐらいだろ? だって僕が見てきた中でも最低の行いだったからね。だからといって、僕はミハエルが再び引退すべきだとは思わないけどね」
「彼は今までもこんなことを幾度となく繰り返したけれど、その都度“ミハエル・シューマッハだから”という理由で見逃されてきたんだ。でも、これだけ非難が集中しているということは、かつての栄光が薄れている証拠なんだろうね」とアーバインは現役時代と同様に皮肉を込めて語っている。