【EVEX & CSF 10】窓を彩る太陽電池---目隠し利用や、隙間から採光も

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タミヤ製作所の採光型ソーラーパネル
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大規模ショッピングセンターや自治体の建物、一般家庭の屋根にも設置が目立つようになってきた太陽電池パネル。黒から紫や青へと光の反射が変化する独特の色合いは、一目で太陽電池と分かり、エコなイメージを与えてくれる。けれども、どれも屋根の上にある、もしくは壁に設置しているので建物の中にいると、その存在は分かり難い。

そう思っていたら、スマートグリッドフェアでユニークな太陽電池パネルを見つけた。ガラスに挟み込んだ太陽電池パネルが一定間隔でグリッド状に並べられ、その隙間から向こうが見えるのだ。「採光型ソーラーパネル」と名付けられたこの製品は、タミヤ製作所のオリジナル商品。そもそもガラス建材を得意とする同社が編み出したものだ。

こうすることで天窓やガラスの屋根から光を取り込みながら、発電もできる。もちろんビッシリと敷き詰められた太陽電池モジュールより、発電効率は落ちるが、設置場所の制約は大きく減ることになるし、見る者へエコな印象を与える効果も期待できる。

サンルームなどガラス屋根や、手すりの目隠しに使えるほか、窓にも設置が可能。木の葉の形にカットしたデザインは、今回のフェアのために作ったモノだとか。これなら窓の内側に居ても圧迫感はあまりないし、窓の外の人間にはエコな好印象を与えそう。レストランなど店舗でも使えそうなアイデア商品だ。

(EVEX:電気自動車開発技術展2010とCSF:クリーン発電&スマートグリッドフェア2010は14〜16日、パシフィコ横浜で開催)

《高根英幸》

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