【カーナビガイド '10】道路だけでなく調理法もナビゲーション…クラリオン Drivtrax P10

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ドリブトラックス DTR-P10
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  • クックポーター機能
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メニューや地図デザインを一新

クラリオン『Drivtrax P10』は、同社製PNDの最新モデル。ARM系の高速CPU(クロック数600MHz)を搭載しており、操作のレスポンスは既存モデルよりもスムーズになっている。

地図のデザインは見直しが図られた。地図の色が従来よりも見やすいものに変わったことで、地図内に表記される文字の視認性も合わせて向上した。メニュー画面のアイコンや、地図内に表記されるボタンも使いやすくなっている。

大都市部では10mスケールの市街地図表示に対応。交差点拡大図もよりわかりやすくなった。ETCレーン情報にも対応している。

また、従来は2GB容量だった地図や検索データベース用のメモリーをP10では倍増。4GB容量としたことでデータベースの充実化を図った。住所検索はこれまでの2200万件から3600万件に、周辺検索は28ジャンル45万件を138ジャンル50万件に拡大。ピンポイントで目的地に到達できる確率を増やした。オービス情報もインストールされており、安全運転のサポートにも一役買う。

クルマ(四輪車)だけではなく、バイク(二輪車)用のモードを備えているのもP10の特長だ。ライダーモードにセットすれば、高速道路の通行料なども二輪車用のもので表示するようになる。

◆クックポーターで調理法もナビゲート

面白いのが「クックポーター」という機能。クルマやバイクの運転にはまったく関係がない。これはいわば「調理法をナビしてくれる」というレシピ機能だ。

クルマからP10を外し、自宅などに持ち込んで使ってもらうことを意識した機能で、季節や調理方法を入力すると、本体内のデータベースに収録している情報からお勧めの料理を提案するだけでなく、調理に必要な材料も、調理の手順もナビが指示してくれる。

PNDを自宅に持ち帰ったとしても、ワンセグ放送を見る以外の使途はなかったが、(使う/使わないは別として)新たなPNDの使い方を提案したという意味ではなかなか面白いといえる。

ここ数年でPNDのラインナップは急激に増えているが、機能優先で作られているため、デザインを含めて「男性向き」だった。

P10は「白いお皿」をイメージして本体をデザインしており、イメージを崩すことにもなることから、正面にはメーカー名や機種名を表記していない。丸みを帯びた本体は「いかにもメカっぽいものをクルマの中に置きたくない」という女性にはピッタリだ。

《石田真一》

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