28日午前0時から始まった高速道路の無料化社会実験で、無料化区間の交通量が開始から9時間を開始前と比較して、平均55%増加していることがわかった。
全国50区間で実施されている無料化区間を、実施前の前週同曜日の21日と比較した結果。国交省高速道路課が発表した。
50区間を交通量の増加別に見ると、50~100%プラスとなった区間が最も多く18区間。次いで100%以上増加が14区間あった。交通量の増加が50%以下は22区間。そのうち2区間は無料化されても交通量の変化がなかった。
最も交通量が増加したのは北海道の道東道(音更帯広~池田)で3.67倍。実験前の21日に300台/9hだったが、28日は1100台/9hに伸びた。次いで、交通量の増加が顕著だったのは、福岡県の椎田道路(築城~椎田)で2.92倍。1200台/9hが3500台/9hに伸びた。
交通量に全く変化がなかったのは、青森自動車道(青森中央~青森JCT)1500台/9h、長野と岐阜の県境を走る安房峠道路(中の湯~平湯)300台/9h。