23日、日産自動車のカルロス・ゴーン会長兼社長の報酬が8億9000万円であることが明らかとなった。ゴーン社長は、報酬額の算定について、会社の業績、個人の実績、他のグローバル展開する大手企業が役員に支払う報酬の相場で決まると、株主からの質問に回答した。
株主総会では、株主やマスコミからの関心が高いものとして、質疑応答の前に役員報酬についての説明がされ、ゴーン氏はグローバルな企業として世界中から優秀な人材を集めるためのものであると強調した。
報酬額については、他のグローバル企業との比較調査に基づいて算定されたといい、グローバル展開する大手企業がCEOに払う報酬額の平均は11億8000万円、グローバル展開する自動車会社の平均が10億0900万円、自動車業界での最高額は16億3000万円との例を示した。