[動画]ヒュンダイの秘密兵器…打倒モンスター田嶋

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
RMRヒュンダイジェネシスPM580のテスト映像(スクリーンショット)
  • RMRヒュンダイジェネシスPM580のテスト映像(スクリーンショット)
  • RMRヒュンダイジェネシスPM580のテスト映像(スクリーンショット)
  • RMRヒュンダイジェネシスPM580のテスト映像(スクリーンショット)
  • RMRヒュンダイジェネシスPM580のテスト映像(スクリーンショット)
  • RMRヒュンダイジェネシスPM580のテスト映像(スクリーンショット)
  • RMRヒュンダイジェネシスPM580のテスト映像(スクリーンショット)

ヒュンダイが、27日に米国で行われる「第88回パイクスピーク国際ヒルクライム」の最高峰、改造無制限クラスに参戦するべく開発を進めていた『ジェネシスPM580』。15日、マシンが完成し、報道陣に披露された。

パイクスピーク・ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで1916年から開催。全長19.3kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2877mで、ゴール地点が4300m。標高差1423m、コーナー数156、コース後半の路面は未舗装路で、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツだ。毎年、トラックや2輪も含めて、約200チームが参加する。

今年のパイクスピークにおいて、ヒュンダイは最高峰の改造無制限クラスにステップアップ。『ジェネシスクーペ』をベースにしたジェネシスPM580で参戦する。ジェネシスクーペがベースとはいえ、改造無制限クラスだけに、実際にはほとんど別モノ。ルマンスタイルのカーボンファイバー製ボディは、エンジンを含めてわずか862kgという軽量さだ。リアには、可変式のリアウイングが装備されている。

エンジンは、09年マシン用の4.1リットルV型6気筒をベースに、HKS製T04Zターボを装着。最大出力775ps、最大トルク104kgmを絞り出す。駆動方式はフルタイム4WDで、アクティブセンターディファレンシャルにより、フロントへの駆動力配分は10‐100%の間で可変。ブレンボ製のカーボンブレーキも採用される。

ドライバーは昨年同様、RMR(リース・ミレン・レーシング)代表のリース・ミレン選手。パイクスピークで10分を切るタイムを目標に掲げる。これはスズキ『SX4』を駆り、昨年の同レースを10分15秒368で制した「モンスター田嶋」こと、田嶋伸博選手への挑戦状だ。

ヒュンダイの秘密兵器、ジェネシスPM580のシェイクダウンテストの様子は、オンボード映像とともに、動画共有サイトで見ることができる。


オンボード映像

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集