ピレリジャパンは8日、同社のラリータイヤが日本自動車連盟(JAF)の公式認定を受け、国内格式による競技会での使用が可能となったことを明らかにした。
JAF公認競技での使用が公認されたのは、世界ラリー選手権公認タイヤ「WRCスペック」の「205/65-15 SCORPION DH(グラベル用ハード)」、「205/65-15 SCORPION DS(グラベル用ソフト)」、WRCを除くFIA公認競技公認タイヤ「FIAスペック」の「205/65-15 K2(グラベル用ワイドハード・コンパウンド)」、「205/65-15 K4(グラベル用ワイドミディアム・コンパウンド)」、「205/65-15 K6(グラベル用ワイドソフト・コンパウンド)」。
WRCスペックは、ラリー競技の最高峰であるWRCにピレリがワンメイク供給しているタイヤで、ランフラットタイヤのようにタイヤ構造を強固にして耐パンク性能を向上させているのが特徴。また、FIAスペックは、アジア・パシフィックラリー選手権などのFIA地域ラリー選手権等で使用されているタイヤで、2008年にワンメイク化される以前のWRCでも使用されていた。今年5月に開催されたラリー北海道では、新井敏弘選手がこのタイヤを使用して総合優勝を獲得している。
このほか、ターマック用のWRCスペック、「235/40ZR18 95W P ZERO DH(ターマック用ハード)」、「235/40ZR18 95W P ZERO DS(ターマック用ソフト)」もJAF国内競技車両規則を満たしている。
全てオープン価格。