【新聞ウォッチ】日産の役員報酬、大幅減でも平均1億4100万円ナリ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年6月8日付

●菅内閣きょう発足、全閣僚内定(読売・1面)

●株全面安380円下げ、欧州危機の拡大嫌気(読売・2面)

●中国大使丹羽氏内定、政治主導をアピール、経験なく手腕「未知数」(読売・4面)

●高速道無料化、28日から試行、地方37路線(朝日・1面)

●エコカー補助、再延長求めず、自工会志賀会長インタビュー(朝日・8面)

●日航、操縦士のタクシー送迎中止、厚遇批判受け(毎日・1面)

●日産の役員報酬、平均1億4100万円、自動車3社で首位(産経・10面)

●模倣品被害、四輪車でも対策強化、自工会、中国側と研究会(産経・10面)

●日産、電気自動車、販売目標を達成、発売前6000台(東京・8面)

●天ぷら油で世界一周、廃食油を燃料にしたディーゼル車(日経・44面)

ひとくちコメント

日産自動車の2010年3月期の役員報酬が総額16億9200万円とすることが分かった。6月23日に開催される株主総会の招集通知資料で判明したもので、きょうの産経や日経などが取り上げている。

前期(2009年3月期)の25億8100万円に比べると34%減の大幅な減額となるが、それでも賞与やストックオプションを含めた1人当たり平均役員報酬では、日産自動車(1億4100万円)が、トヨタ自動車(5313万円)やホンダ(4833万円)を上回っている。

しかも、日産は、取締役12人のうち、2人の社外取締役分(200万円)を除くと平均1億6900万円に跳ね上がる。ただし、10人のなかで前期は推定15億円とされるカルロス・ゴーン社長の報酬がケタ外れに高いため、単純比較はできない。

すでに、資生堂などは公表しているが、個別役員の報酬額が1億円を超える場合は、今期から株主総会後に提出する有価証券報告書に記載されることになっている。これまでベールに包まれていたゴーン社長の報酬額も初めて明らかになるようだ。

《福田俊之》

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