GMは3日、5月の中国新車セールスの結果を公表した。総販売台数は、5月としては過去最高の19万6004台で、17か月連続で前年実績を上回った。また、1‐5月累計販売は103万2625台となり、過去最短で100万台に到達した。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC-GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。5月新車販売は、上海GMが前年同月比48.7%増の8万3302台、SAIC-GMが5.2%増の10万5395台だった。
上海GMでは、シボレーブランドが前年同月比103.6%増と大きく伸びた。09年4月に投入した『クルーズ』が112.5%増の1万4524台を販売したほか、新型『セイル』が7616台、『エピカ』が114.6%増の5764台を売り上げている。
ビュイックブランドは、前年同月比22%増。ロワミディアムセダンの『エクセル』や、新型『ラクロス』と『リーガル』が、合計4万台を販売する人気となった。また、キャデラックブランドも、98.1%増と好調だ。
SAIC-GMでは、ベストセラーミニバンの『サンシャイン』が、5万6989台をセールス。4か月連続での同ブランドの10万台超えに貢献した。
09年8月に設立されたトラック合弁のFAW-GMは、6773台を販売。ドイツから輸入するオペルブランドは、前年同月比214.1%増と躍進する。
GMの今年1 - 5月の中国新車セールスは、前年同期比53.9%増の103万2665台。5月28日の時点での100万台超えは、過去最短記録となった。GMチャイナのケビン・ワーレー社長は、「過去最短で100万台を達成。我々は年間販売記録の更新に向けて、確実に歩を進めている」と、コメントした。