ホンダ、中国完成車工場4日に再開

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ホンダは3日、部品子会社の従業員による賃上げストライキの影響で停止していた中国の完成車工場での生産を、4日から再開することを決めた。

部品子会社、本田汽車零部件製造有限公司の従業員との賃金交渉は完全終結していないが、2日と3日は従業員が職場に戻り正常稼動した。これに伴い完成車工場の稼動を再開する。完成車工場での生産は5月24日から順次停止しており、ほぼ10日ぶりの再開になる。

広汽ホンダと輸出専用会社の本田汽車は4日と5日、東風ホンダは4日の2勤と5日に稼動する。5日は土曜で休日だが遅れを取り戻すため稼動する。週明けの稼動は4日に決める。

今回の賃上げストライキでホンダは正社員に対し、手当てを含めた月額賃金1544元(1元=13.57円)に366元上乗せする提案をした。ホンダによると「大半の従業員は納得しているが完全終結はしていない」としている。

部品子会社で働いているのは1900人で、このうち600人が日本で言うインターンに当たる“実習生”だという。ホンダによると、実習生の賃金は正社員より低いため、賃金の引き上げ額はさらに大きくなる見込みという。

《編集部》

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