GMは2日、5月の米国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は22万3822台で、前年同月比は16.6%増。5か月連続で前年実績を上回った。
「シボレー」「キャデラック」「GMC」「ビュイック」の主力4ブランドで見ると、シボレーが16万7235台を販売し、前年同月比は31.2%増。GMCは26.1%増の3万0160台、ビュイックは37.4%増の1万2582台、キャデラックは53.6%増の1万2328台と、いずれも高い伸びを示す。
シボレーブランドの乗用車系では、『マリブ』が前年同月比54.1%増の2万1722台と牽引。『コバルト』は26.7%増の1万6173台、『カマロ』も63.5%増の8931台と売れている。
シボレーブランドのライトトラック系(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)では、主力の大型ピックアップトラック、『シルバラード』が前年同月比7.1%増の3万3690台をセールス。クロスオーバー系も人気で、『エクイノックス』が256%増の1万3134台を販売した。
GMCブランドも、クロスオーバーが好調。『アカディア』が前年同月比17.1%増の5823台、新型『テレーン』は5132台を販売。キャデラックブランドでは『SRX』が654.3%増の4081台、ビュイックブランドでは『エンクレイブ』が14.9%増の4715台と、中型サイズのクロスオーバーへの支持は根強い。
また、キャデラックブランドでは、『CTS』が前年同月比19.7%増の3489台、『DTS』が48.9%増の2263台をセールス。SRXとともに、ブランド全体での5割以上の大幅増に貢献した。
GMのスティーブ・カーライル副社長は、「今後、数か月以内に、4ブランドすべてで新型車を投入する」と、さらなる攻勢に打って出る構えだ。