BMWグループは18日、ドイツ・ミュンヘンで第90回年次株主総会を開催し、ノルベルト・ライトホーファー会長は、「『3シリーズ』にハイブリッドを投入する」と宣言した。
BMWは現在、『7シリーズ』と『X6』に「アクティブハイブリッド」と呼ばれるハイブリッドモデルを設定。また、2010年3月のジュネーブモーターショーでは、コンセプトカーとして『5シリーズセダン』のハイブリッド仕様を披露している。
ライトホーファー会長は18日、「2011年、5シリーズに市販版ハイブリッドを投入。これに続いて、3シリーズにハイブリッドを設定します」と宣言した。
3シリーズといえばBMWの主力車種であり、世界中で人気の高いモデル。3シリーズへのハイブリッド設定は、BMWがハイブリッドの販売に本腰を入れることを意味する。登場時期に関しては、次期3シリーズがデビューするといわれる2012年が有力だ。
ライトホーファー会長は、「日本では政府の支援により、ハイブリッド車が爆発的に売れている。欧州でも近い将来、日本車以外のハイブリッド選択肢が増えるでしょう」と語った。
BMWグループは2020年までに、2008年比で1台当たりの平均CO2排出量を25%削減する目標を掲げる。3シリーズのハイブリッドが、この目標達成に重要な役割を担うことになる。