フェラーリ 400スーパーアメリカ、3億3940万円で落札

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400スーパーアメリカ・カブリオレ・ピニンファリーナSWB(1962年式)
  • 400スーパーアメリカ・カブリオレ・ピニンファリーナSWB(1962年式)
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大手競売会社のRMオークションが1日、モナコで開催したオークションにおいて、1962年式フェラーリ『400スーパーアメリカ・カブリオレ・ピニンファリーナSWB』が、280万ユーロ(約3億3940万円)で落札された。

フェラーリ『400スーパーアメリカ』は、『410スーパーアメリカ』の後継車として、1959年に登場。フェラーリが創業時からの伝統としてきた1台1台のフルオーダー方式を採用しており、1台たりとも同じ仕様は存在しないといわれる。

ボディは2ドアクーペを基本に、ピニンファリーナが手がけたカブリオレボディも設定。ロングノーズに収められる4.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力400psを引き出し、300km/hの最高速を誇った。1964年までに、わずか50台程度が生産されたに過ぎず、ビンテージフェラーリの中でも、とくに希少価値の高いモデルだ。

モナコで開催された今回のオークションには、1962年式400スーパーアメリカのカブリオレ・ピニンファリーナSWBが出品。シャシーナンバーは「3309」で、美しいブラックボディに、赤いレザー内装が映える極上車である。

当初予想価格は245万ユーロ(約2億9700万円)だったが、最終的にこれを大きく上回る280万ユーロ(約3億3940万円)で落札。これは、400スーパーアメリカとしては、過去最高値ということだ。

《森脇稔》

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