【北京モーターショー10】東風汽車のペンギンは電気で走る

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風神i-Car
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北京モーターショー2010。日産、ホンダ、韓国の起亜などと合弁事業を展開している中国メーカー、東風汽車のブースで人気が高かったのは、何と言ってもコンパクトEVのコンセプトモデル『風神i-Car』だ。

風神i-Carが初出展されたのは1年前の上海モーターショーで、ブランドコンセプトは「人性、自然、科技」。コロリとした可愛いらしいフォルムとペンギンに似た愛嬌たっぷりのファニーフェイスが来場者の人気を博していた。北京モーターショーのテーマである「暢想緑色未来(エコな未来の想像力)」に合わせ、ボディーカラーにエコロジックな青緑の新色を採用してきた。

東風は20年間EVを研究し続けてきた成果だと主張しているが、少なくとも交流モーターとパワー半導体、ドライブバイワイヤを使った技術パッケージの開発については日本や欧米のメーカーをキャッチアップするには至っていない。だが、脱石油を国家目標とする中国のメーカーだけに、今後の研究開発の行方が注目される。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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