【ストラーダポケット CN-MP500/700】自慢の精度に加えてAV機能も拡充…会田肇

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CN-MP500VD 個人宅電話番号も収録している。電話番号に続いて、名字を入力すれば該当した宅が表示される
  • CN-MP500VD 個人宅電話番号も収録している。電話番号に続いて、名字を入力すれば該当した宅が表示される
  • CN-MP700VD 7インチモデルのMP700シリーズは本体右にタッチキーが配置される
  • カーナビ評論家の会田肇氏
  • カーナビ評論家の会田肇氏
  • CN-MP500VD おでかけストラーダのメニュー。Yahoo!地図やGoogleマップとの連携も可能
  • CN-MP500VD 画面右下のアイコンが「ランドマークセレクト」のON/OFFボタン
  • CN-MP500VD よく利用する4つのアイコンを選択して表示することができる
  • CN-MP500VD ワンセグの放送局リスト

8GBのマイクロSDカードに豊富な目的地検索データを収録

地図データは従来と同じように8GBのマイクロSDカードに収録されるが、全国1022都市の市街地図だけでなく、曖昧検索にも対応した詳細な目的地検索データを収録。シーンに合わせて計9種類もの地図表示を使って、目的地までをわかりやすく誘導する。

この辺りは従来のストラーダから受け継がれてきたもので、データを最新版としてその能力はさらに磨きがかけられたと言っていい。ネット上のデータを反映できることで高い評価を受けている「おでかけストラーダ」は、「Yahoo!JAPAN」の「路線・地図アプリ」とも連携するなど、その機能はさらにアップしている。使えば使うほどにその魅力は堪能できるだろう。

◆自車位置精度はPNDでトップクラス

そして極めつけはPNDでは異例の高精度測位を実現する「3Dハイブリッドセンサー」の搭載である。

3Dハイブリッドセンサーは、加速度センサーおよびジャイロセンサーで構成される。主に車両の進行距離を加速度センサーで検知し、ジャイロセンサーでは車の進行方向や道路の傾斜はジャイロセンサーで検知するものだ。

GPSで絶対位置を測位した上で、進行方向と道路傾斜を検知し、トンネルや高架下でも安定した測位を継続するのだ。高架道から下の道路に移動したことも自動的に認識するし、その動きはPND中、トップクラスの実力と断言できる。

◆FMトランスミッターやワンセグ録画機能搭載でAV機能も拡張

AV機能がさらに充実したのも見逃せない。ワンセグチューナには録画機能や小画面表示機能を新たに追加し、SDカードに保存した音楽ファイルの再生にも対応したのだ。

ワンセグの録画機能は、録画するSDカードをセットすればいつでも使用が可能になる。画面上に表示される録画ボタンを押せばすぐに録画開始。バッテリーでも約3時間程度利用できるのがありがたい。小画面表示機能はワンセグやSDビデオの映像を地図画面上に小さい画面で表示できるというもの。

小画面にタッチすれば全画面に切り替わるし、走行すれば画面だけをOFFとし、停止すれば自動的に小画面を再表示。安全上はもちろん、いちいち画面を切り替えなくて済むのが何よりも使いやすい。音声はFMトランスミッターによりFMラジオ経由で出力が可能。ナビの音声案内まで出力できるのは便利だ。

◆充実のラインナップとデザイン・高機能で積極的に選ぶ価値が増した

PNDと言えども安定した測位、豊富な地図データ、多彩なAV機能の3つは絶対に外せない。そう感じている人にも新「ストラーダポケット」は十分満足がいく内容に仕上がっている。必要に応じて機能を選べるように幅広いラインナップを取り揃え、その魅力はさらに高められたと言っていいだろう。

《会田肇》

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