25日に一般公開が始まった北京モーターショー。中国のユーザーが物珍しげに殺到しているのは光岡自動車のブースだ。
光岡ブースはフェラーリ、マセラティ、ランボルギーニ、ベントレーなど高級車ブランドが密集するエリアの真ん中にある。注目を集めていたのは言うまでもなく、ファッションスーパーカーを標榜する『大蛇(オロチ)』。
パワートレインにトヨタのSUV『ハイランダー』のV6エンジンとATを流用した、あくまでスタイル優先のモデルだが、全幅2m以上、全高1.2m未満という超ワイド&ローのフォルムは、近くにあるフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーと直接バッティングする。
完成度の高い美しさより、“エグい”個性のほうを徹底的に狙ったデザインは、中国ユーザーの気質に思った以上に合うようだった。スーパーカー、高級車エリアの真ん中ということも手伝って、来場者は日本発のスーパーカー出現かと、様々な角度から熱心に見入っていた。