【北京モーターショー10】光岡、オロチ に人気が集中

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光岡 大蛇(オロチ)
  • 光岡 大蛇(オロチ)
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25日に一般公開が始まった北京モーターショー。中国のユーザーが物珍しげに殺到しているのは光岡自動車のブースだ。

光岡ブースはフェラーリ、マセラティ、ランボルギーニ、ベントレーなど高級車ブランドが密集するエリアの真ん中にある。注目を集めていたのは言うまでもなく、ファッションスーパーカーを標榜する『大蛇(オロチ)』。

パワートレインにトヨタのSUV『ハイランダー』のV6エンジンとATを流用した、あくまでスタイル優先のモデルだが、全幅2m以上、全高1.2m未満という超ワイド&ローのフォルムは、近くにあるフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーと直接バッティングする。

完成度の高い美しさより、“エグい”個性のほうを徹底的に狙ったデザインは、中国ユーザーの気質に思った以上に合うようだった。スーパーカー、高級車エリアの真ん中ということも手伝って、来場者は日本発のスーパーカー出現かと、様々な角度から熱心に見入っていた。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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