米国トヨタ販売は13日、米国における『プリウス・プラグインハイブリッド』の導入計画を明らかにした。合計150台が、企業、政府関係団体、大学などにリース販売される。
プリウス・プラグインハイブリッドは、『プリウス』をベースに、2次電池をニッケル水素からリチウムイオンに変更。さらに、家庭用電源からの充電にも対応させているのが特徴だ。モーター単独での走行距離は最大23.4km、最高速は100km/hと、EVモード時の性能が大幅アップ。日本では昨年12月からリース販売され、価格は525万円(補助金適用後は386.4万円)だ。
トヨタは昨年の同車の発表時から、日米欧で約600台をリース販売すると発表していたが、今回、米国トヨタは、プリウス・プラグインハイブリッドの導入計画を公表。企業、政府、大学などを対象に、150台がリース販売されることになった。
現在、明らかになっているのは、携帯電話用チップメーカー最大手、クアルコム社をはじめ、南カリフォルニア州大気汚染管理局、カリフォルニア大学、コロラド大学、ポートランド州立大学など。これらの企業や、政府関連団体、大学に順次、プリウス・プラグインハイブリッドが納車される。
トヨタは2012年に、プラグインハイブリッド車を市販する計画。日米欧での実証実験が、市販に向けて大きな役割を果たすことになる。