トヨタ自動車は「グローバル品質特別委員会」の初会合で「品質管理のプロ」を育成するため、2010年7月までに日米欧とアジア、中国の世界5地域に「訓練施設」を開設することを決めた。
同委員会の議長を務める品質保証担当の佐々木真一副社長は、初会合終了後の記者会見で「教育すればするほど自分のやっていることが常に大丈夫かと心配で寝ても夢に出てくるように臆病になり、リスクを見据えられるという人が品質管理のプロ」と述べ、今回の一連のリコール問題を機に、今後は世界の各地域で「臆病になれるプロ集団」を育成する方針を明らかにした。