シャープは、自動車のバックモニター用で業界最薄の19.5ミリの車載向け1/3.7型32万画素CMOSカメラユニット「RJ642A10000Q」を開発し、サンプル出荷を3月23日から開始する。
車載カメラは、後方の安全や駐車位置を確認するバックモニター用途として、国内市場で普及が進んでいるほか、米国では車両後方の安全性を高めるためにバックモニターなどの法制化の動きもある。
新開発カメラユニットは、画像処理回路を内蔵した高感度CMOSセンサやレンズ、防塵・防水対応の筐体、映像出力ケーブルなどを一体化した。
携帯電話用カメラモジュールで培った同社の高密度実装技術を活用して、体積は従来と比べて3分の1の7ccを実現。小型・薄型なため、自動車のデザイン性を損なわずに取り付けが可能だ。また、接続したカーナビゲーションや液晶モニターなどに車幅のガイドラインを表示することもできる。
5月25日から量産する予定で、月産5000台を計画している。