新型三菱『RVR』のデザインを担当したデザイン本部デザイン部エキスパート、金澤秀晃さんは、RVRはマルチターゲットなクルマだという。
「まずディメンジョンは日産『デュアリス』に近いです。このあたりのセグメントの直前車(買い替え時の下取り車)を調べると、6割以上がセダンやハッチバックとなっています。これら以外にRVやステーションワゴンやミニバンなど、ダウンサイジングもあればアップグレードもあるのです」と競合車の移行状況を分析する。
「こういったクルマが持っているポテンシャルというのは、ユーティリティが充実していて日常使いで合理的に使えるということ。セダンに代わる新しいスタンダードだと捉えると、カテゴリーキラーであったり、マルチユーザーであったりします。合理的にものを選ぶ方には受け入れてもらえるという期待と希望を持っています」