6代目となる新型『5シリーズ』は、「スポーティ&エレガント」をテーマにデザイン。前後オーバーハングは短く切り詰めダイナミックさを強調し、ルーフラインはクーペのような流麗さを追求。ボディサイドはアスリートのような筋肉質なフォルムだ。フロントマスクは『7シリーズ』と共通イメージで、新世代のBMWを印象づける。
室内はドライバー重視の空間。ニールームは現行比で13mm拡大し、快適性が向上した。4世代目となる「iドライブ」には、短縮ボタンとお気に入りボタンを追加。モニターも大型化されている。後席は40対60の分割可倒式で、トランク容量は520リットル(VDA計測法)を確保した。
エンジンはガソリン4、ディーゼル3の合計7ユニット。トランスミッションは6速MTが基本で、最上級の「550i」は8速ATが標準。550i以外の全車に、8速ATをオプション設定した。排出ガス性能は、全エンジンがユーロ5に適合する。ハイブリッド搭載モデルのコンセプトも、今回のジュネーブモーターショーで公開された。