マツダの豪州法人、マツダオーストラリアは17日、新型『マツダ2』(日本名:『デミオ』)を、5月にオーストラリア市場に投入すると発表した。日本仕様にはない4ドアセダンが用意されるのが特徴だ。
先代マツダ2は、オーストラリアで2007年にリリース。累計3万5000台以上を販売し、ベストセラーコンパクトとなった。マツダは新型を5月に現地発売するが、5ドアハッチバックに加えて、4ドアセダンを初めてラインナップする。
この4ドアセダンは、マツダとフォードの合弁工場、AAT(オート・アライアンス・タイランド)で生産。1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン(103ps)を搭載する。トランスミッションはMTとATが設定され、MTの場合、燃費は15.63km/リットルと優秀だ。
エアコン、パワーウインドウ、15インチアルミホイールに加えて、サイドカーテンエアバッグ、ABS、EBDと安全装備は充実。トランク容量は450リットル(VDA計測法)と、実用的な空間を確保した。
オーストラリアマツダのAlastair Doakマーケティングマネージャーは、「顧客のニーズを細かく反映させた新型マツダ2セダンなら、多くの新しい顧客を獲得できる」と自信を見せる。
新型マツダ2は、5月に現地発売。5ドアハッチバックと4ドアセダンの両輪体制で、拡販を狙う。